まどろみはまだ早い

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「京都アニメーション お別れ そして志を繋ぐ式」に参列しました

11月3日、京都市勧業館みやこめっせにて行われた、「京都アニメーション お別れ そして志を繋ぐ式」に参列しました。

 


2019年7月18日に発生し、36人もの社員の方の命を奪った京都アニメーション放火殺人事件から時間があまり経っていない中で、一般のファンが祈りを捧げる機会を設けて頂き、本当に感謝の気持ちで一杯です。

 

 

 

私は学生時代から深夜アニメが好きになり、中でも、作画技術が圧倒的な京都アニメーションさん製作の作品は好きなタイトルが多く、「けいおん!」「氷菓」「たまこまーけっと」「響け!ユーフォニアム」は何回も見返すほどでした。自分の周囲にはアニメが好きな友人が多く、学生時代は何かとアニメの話で盛り上がりました。変な言い方になるかもしれませんが、青春を彩ってくれたような、そんな感覚です。

 


7月18日に事件が発生し、報道を見て、一視聴者なだけの自分にとっても「思い出」となるような作品に関わられた方が多数被害に遭われ、言葉にできないような絶望的な気分になりました。現実でなければいいと何度も願いました。

 


実際に被害に遭われた方はもちろん、作品の視聴者・作品を構成するシナリオ・絵・音楽などの細かい一つ一つの要素など、全てが傷つけられ、全否定されたような感覚に陥り、ニュースを見ながら泣き崩れました。

 


数日経ち、一部の犠牲者の方の名前が発表され、自分の好きだった作品の監督や作画を担当されていた方の名前がニュース番組で報道された際、「これは現実なんだ」と再認識し、また涙を流しました。

 


一視聴者の人間でさえこうなるのですから、遺族の方々や残された社員の方の精神的なショックは想像できないほど大きいと思います。

 

 

 

あの日以来、やるせない気持ちがずっと心に残っており、そんなやるせなさのやり場がどこにもなく、フワフワ浮かんだままでずっと過ごしていました。ですが、本日こうして祈りを捧げる事ができ、気持ちのやり場を確保できたような気がしました。

 


もちろん、この事件のことは一生忘れることはできませんし、この悲しみをずっと背負っていくことに変わりはなく、ただただ辛い思いではありますが、「志を繋ぐ」という今回の式の名前にもあるように、これから再び京都アニメーションさんが再建され、心を豊かにしてくれる作品を発表される日を待つ、という気持ちも強く湧き上がりました。

 


いつかその日が来るまで、日常を楽しく、ふざけるときはふざけながら、しっかりしなければいけない時は真面目に、悲しいことを忘れることなく、人生を過ごしていこうという決意を固める事ができました。

 

 

 

繰り返しにはなりますが、このような機会を設けていただき、京都アニメーションさんには感謝でいっぱいです。

 


そして、被害に遭われた方々・そのご家族・スタッフの皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 


京都アニメーションさんが復活されることを心から願っております。